健康経営|仕事と介護の両立 もしも介護が始まったらどうする? | Carritra

健康経営|仕事と介護の両立 もしも介護が始まったらどうする?

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2022.09.29

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健康経営|仕事と介護の両立 もしも介護が始まったらどうする?

親やパートナーの介護が始まったとき、どのように対応したらよいのか、考えてみましょう。

親の介護が始まったときに「自分しか世話する人がいないから」と急いで仕事を辞めてしまうのではなく、どのようにしたら働き続ける事ができるのかを、考えてみてほしいのです。

介護中にも、皆さんはご飯を買い、電気をつけます。生活を維持する収入が必要です。また、いつの日か、介護が終わったとき、皆さんの人生はその先も続いてきます。その時に働く場所があるように、「どうしたら仕事と介護を両立できるのか?」を意識しながら、介護の仕方を模索していって頂きたいと思います。

 

1.国の制度を知る
2.会社の制度を知る
3.会社の制度を使ったケアプランを考える

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1.国の制度を知る



介護が始まったら、色々な事にお金や手助けが必要になります。そのサポートをしてくれるのが国の介護保険制度です。
国民皆で保険料を負担して、必要な方に給付する仕組みになっていて、要支援状態になったときや、要介護状態になると、段階的にサポートが受けられるようになります。

介護保険制度を上手く活用することで、国は、介護離職を減らす取り組みを進めています。

一人で制度を理解したり、自分の親がどんなサービスが利用できるのかを理解するのは難しいことです。そんな時は、地域包括支援センターに相談してみましょう

 

地域包括支援センターとは?

1.地域の人々の健康、安心、暮らしを支援します

 地域の高齢者が健康で安心して暮らせるように、保健・医療・福祉の面から総合的に支援するための機関です。介護についての不安や悩みについて、安心して相談することができ、相談・支援は無料です。市区町村のホームページなどで、お住まいの地域の地域包括支援センターをご確認ください。

2.高齢の家族の生活に関することや介護のこと、仕事との両立の悩みなど幅広く対応しています

地域包括支援センターには、医療、福祉、介護の専門家である保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーなどのスタッフがいます。得意分野を生かして連携を取りながら、相談の内容に応じて、制度の概要の説明や相談窓口の紹介など、具体的な解決策の提案をします。また、必要であれば介護サービスや、さまざまな支援が受けられるよう、手続きを手伝ってくれます。地域の高齢者の健康づくりや高齢者の権利を守ること、暮らしやすい地域づくりなども地域包括支援センターの役割です。

厚生労働省 介護保険制度について

 

 

2.会社の制度を知る



「介護をしていることを会社に相談していますか?」と質問すると、プライベートな事だから、恥ずかしいから、といった理由で伝えていないという方が多くいます。

しかし、介護をしていたら、「月に1度病院に付き添っている」「施設への入所の手続きのために仕事を休まなければならない」と困ることがたくさんあります。

会社には、皆さんの介護を支援するための制度があり、その制度を必ずつくるように、国が法定の基準を設けています
会社によっては、法廷の基準を上回る制度を用意しているところもありますので、会社に相談して制度について理解しましょう

 

 

3.会社の制度を使ったケアプランを考える


 

国の制度と会社の制度が分かったら、両方をくみあせて介護をする方法を考えて行きましょう。両方を組み合わせることで、仕事と介護を両立する道を模索していくのです。

ポイントは、「介護のプロには、会社の制度と困っている事を説明」し「会社には親の受けられるケアプランと困っている事を説明」すること。

なぜならば、介護のプロは皆さんの務めている会社の制度のことは知らないし、会社は皆さんの親が受けることのできるケアがどんなものなのかを知らないからです。

また、制度だけをつたえるのではなく、困っている事を一緒に伝える事が大切です。

 

例えば・・・ある人から受けたご相談です。

デイサービスを利用することにしたけれど、デイサービスに送り出す時間は9時だと施設から言われ、9時に送り出していては会社の出社時間に間に合わない。やはり仕事を辞めないといけないのではないかというものでした。

この場合、会社の短時間勤務制度を利用して、要介護者を送り出してから出勤したり、会社によっては在宅勤務を行うことで対応することができる可能性があります。

そのため、まずは、お困り事:出勤時間に間に合わないこと。会社の制度の具体的な内容、短時間にできる時間帯などを地域包括支援センターやケアマネージャーに伝えます。

短時間にできる時時間帯がわかれば、その時間に出勤するためには、何時にデイサービスのお迎えにきてもらえば間に合うかがわかります。

また、同じように会社にも、お困り事と、受けられる支援について伝えます。このケースでは、会社から在宅勤務をすることで、送り出す時間には自宅いることが可能になりました。また、送り出しに必要な時間は、一次的に離席を許可してもらい、対応することができました。

介護のプロも、会社も、皆さんがどんなお困りとを抱えているのか分からないとアドバイスすることができません

どちらにも、自分から相談を持ちかけてみて下さい。

 

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皆さんの人生の中で、介護の時間は人生の全てではありません。介護の途中にも皆さんと介護者の生活を守る必要があり、介護が終わった後にも、皆さんの生活や人生は続いていきます。

介護が始まったからと言って、子の勤めだからと言って、介護の為に離職するのではなく、どうやったら両立できるかを考えてみましょう。

そして、介護と仕事の両立をするのは、皆さんだけではありません。実は、皆さん以外の多くの働く人が、介護と仕事の両立の壁に当たるのです。

一人で仕事も介護も全部することはできません。
介護の間は、仕事は一部を誰かにお願いしたっていいのです。またいつか、仕事に全力を注げるときがきたら、次に介護が始まった方のサポートをしてあげてください。

皆さんがひとりで介護を抱え込まなくてもいいのです。介護のプロの助けをかりながら、周りの家族や、色んな人の助けを借りていいのです。

そうやって、誰もがお互い様で両立できる日がくる風土が作られていくのではないでしょうか。

 

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written by ラポール校
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