知っておきたい若年性認知症について②~きづく~【Attractive ONE校】
2024.10.31
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知っておきたい若年性認知症について②~きづく~【Attractive ONE校】
認知症について、今までも、こちらのブログでも発信をしております。
改めてですが、「認知症」とは、様々な脳の病気により、
脳の神経細胞の働きが徐々に低下し、
認知機能(記憶、判断力など)が低下して、
社会生活に支障をきたした状態をいいます。
認知症は高齢者だけではなく、だもがなりうるものです。
65歳未満で発症した場合、
「若年性認知症」といいます。
「若年性認知症」がどのような症状については、
当校ブログ「知っておきたい若年性認知症について①~知る~」
を参考にしてください。
今回は、発症されたご本人やご家族が「認知症にきづく」ということに焦点を当ててみたいと思います。
若年性認知症の場合、多くの人が現役で仕事や家事をしているので、
認知機能が低下すると、支障が出て気づかれやすいと考えられます。
しかし、実際には、仕事でミスが重なったり、家事がおっくうになっても、
それが認知症のせいとは思い至りません。
疲れや、更年期障害、あるいはうつ状態など、他の病気と思って医療機関を受診しま
す。
誤った診断のまま時間が過ぎ、認知症の症状が目立つようになってからようやく
診断された例も少なくありません。
若い人にも認知症があることを理解しましょう。
◆認知症とうつ状態との区別
●「きづく」のポイントとチェック項目
日常生活の中で、行動や話すことがいつもと違っているという“気づき”が認知症の発
見につながります。
最初はものを置き忘れたり、約束を忘れてしまったり、失敗を取り繕って言い訳をする
ことがあります。
本人も、忘れていたり、失敗したことはわかりますが、
どうしていいのかわからずに怒りっぽくなったり、
イライラするようになります。また、不安になったり、
物事に無関心になり、意欲がなくなることもあります。
気分が落ち込んで、人格が変わってしまったように見えることもあります。
車の運転をする人では、事故を起こしたり、目的地に着けないこともあります。
主婦の場合は、家事が今までのようにきちんとできなくなったり、
買い物に行って同じものを何度も買う、
冷蔵庫にあるものをまた買う、
おつりの計算が出来ず、毎回お札を出し財布に小銭がたまっている
などということもあります。
料理の味付けが変わったり、手順を忘れて完成できなくなります。
このような日常の行動や発言は、できればメモしておくと、受診した時に役に立ちます。
認知症の症状は、他の脳の病気やうつ病のような気分障害などの精神疾患と似ている部分
があり、
診断は専門の医療機関でなされます。
家族から見た、以前とは違う様子や行動は医師の問診の参考になり、
診断する上でも重要なポイントになります。
以下の項目のチェックをしてみましょう。
【チェックのポイント】
🔲同じことを何度も聞く
🔲バスで乗る駅や降りる駅がわからない
🔲よく知っている道なのに迷ってしまう
🔲通帳、印鑑、財布などをよく失くし、家族が盗ったという
🔲いつも同じ服を着て着替えたがらない
🔲家電製品の使い方がわからない
🔲テレビや新聞を見なくなる、関心がなくなる
🔲風呂に入りたがらない
🔲好きだった趣味の活動をしなくなる
🔲鍋を焦がす、ガスの火を消し忘れる、
🔲水道の水を出しっぱなしにする
🔲外出したがらない
改めて、「認知症はだれもがなりうるものです。」
家族や身近な人が認知症になることなどを含め、
多くの人にとって身近なものとなっています。
令和元年(2019年)6月、関係閣僚会議においてとりまとめられた
「認知症施策推進大綱」に基づき認知症の発症を遅らせ、
認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指し、
認知症の人やその家族の視点を重視しながら「共生」と「予防」を車の両輪とした施策が推進されています。
※「共生」とは…認知症の人が、尊厳と希望を持って認知症とともに生きる、
また、認知症があってもなくても同じ社会でともに生きる、という意味です。
※「予防」とは…「認知症にならない」という意味ではなく、
「認知症になるのを遅らせる」「認知症になっても進行を緩やかにする」という意味です。(※4)
「予防」のために、当校では、各所にお伺いし、
「認知症予防セミナー」や「回想ゲーム」を実施しています。
また、
「認知症予防トレーナー」資格にご興味のある方は
株式会社Carritra主催の講座「認知症予防トレーナー資格」(←クリック)をご覧ください。
【お問合せはコチラ】
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~なりたい自分になるためにあなたのキャリアをサポートします~
Attractive ONE校
※出典 厚生労働省「若年性認知症支援ハンドブック」(改訂版)
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