新入社員の離職を減らすには? | Carritra

新入社員の離職を減らすには?

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2023.07.29

新入社員の離職を減らすには?

前回は、新入社員に会社を好きになってもらうには?というテーマで考えてきました。

今回は、転職が増える9月10月を前にした夏の時期について考えて行きましょう。

 

前回のポイント
▼新入社員が入社して、少しずつ会社になれてもらうこの時期に大切なこと
1.会社の文化を理解してもらう
2.一緒に何かをする
3.できるだけ対面で過ごす
>新入社員に会社を好きになってもらうには?

 

今回の内容
・新入社員が転職を考える時期はいつ?
・1年目で転職する新入社員はどのくらいいる?
・新入社員の離職の理由は?

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新入社員が転職を考える時期はいつ?


入社したばかりだった新入社員が転職をする時期は、9月10月、4月、
企業の採用活動が盛り上がる時期です。

9月10月は
・前期が終わり、後期の人員計画にむけ人員を強化するため。
・夏の賞与で辞めた社員の補充。
・留学生など秋卒業の学生を想定したもの。

4月は
・3月の退職者を見越し月入社の求人が増えるため。
・新卒者と一緒に転職者も研修が受けられる。
・同期の仲間ができる。

などが考えられます。

つまり、その手前である7月8月、12月1月は、新入社員が転職を検討する時期になるため、注意深く関わりを持つことが必要です。

 

 

1年目で転職する新入社員はどのくらいいる?


一般的に新卒は社会人になって間もないため、転職には不利だと言われています。社会人としてのスキルや知識が身についていない為、転職者に期待される即戦力にならないからです。また、ちょっとした理由で辞めてしまったのでは?と忍耐力がない人材と見なされる可能性があるからです。

そのため、入社3年を目安に転職を考えると思われがちでしょう。
しかし、実際には、3年以内の離職者のうち3分の1が、1年未満に離職しているのです。

7月8月のこの時期、秋に向けて新入社員が迷っている時期に、しっかりとサポートしていきたいですね。

出典:厚生労働省 学歴別就職後3年以内離職率の推移
▼オレンジの部分が1年目の離職率(2年目斜線・3年目白)

https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001006083.pdf

 

 

新入社員の離職の理由は?


内閣府 就労等に関する若者の意識によると、離職の理由トップ3は、

「仕事が自分に合わなかったため」が43.4%
「人間関係がよくなかったため」が23.7%
「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため」が23.4%

新入社員の多くは、自身の希望と業務内容のミスマッチを離職の重要な理由にあげています。入社前に思い描いた働くイメージと、入社後の働いている自分にギャップを感じ、会社の中で成長していけるイメージや頑張れるイメージが持てなくなってしまうのでしょう。

出典:内閣府 就労等に関する若者の意識

 

もし、新入社員が「自分の希望する業務内容ではない」と感じた時に、会社そのものへの愛着がわいてきていたらどうだったのでしょうか?

信頼する上司や先輩に自分の気持ちを話すことができたら転職を考える前に別のアクションをとれたのでしょうか?

入社前に期待した業務内容や働くイメージと今の業務が違っていたとしても、この先変わっていく可能性を感じたり、実は今の業務だって将来のやりたいことにつながっていることに気がつけたなら結果は違ってきたかもしれません。

「仕事が自分に合わなかった」だけでなく「愛社精神や人間関係が育たなかった」ことが離職の背中を押してしまう原因になるのです。

 

時間をかけて採用したメンバーが、すぐに辞めてしまうことは会社にとって痛手です。
テレワークが広がり、自由な働き方が主流になってきましたが、新入社員の間は、ぜひ、会社に出社してもらい、会社を好きになってもらい、人間関係を構築していくように努めたいですね。

 

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written by ラポール校
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