認知症を考える③~もの忘れ~【Attractive ONE校】
2023.05.31
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認知症を考える③~もの忘れ~【Attractive ONE校】
西日本では例年より早く、5月の梅雨入りとなりましたね。
体調に気をつけて過ごしてまいりましょう。
さて、今までの認知症のシリーズでは
「フレイル」「健康寿命」などについてお伝えをしてきました。
そもそも、「認知症」とは何でしょう。
「認知症」とは、さまざまな脳の病気により、
脳の神経細胞の働きが徐々に低下し、
認知機能(記憶、判断力など)が低下して、
社会生活に支障をきたした状態のことです。
そして、認知症になる「原因の病気」があり、
それによって、症状が異なることがあります。
代表的な認知症としては
①アルツハイマー型認知症
②血管性認知症
③レビー小体型認知症
④前頭側頭型認知症
等が挙げられ、アルツハイマー型認知症が最も多いといわれています。
症状として思い浮かぶのが「もの忘れ」ではないでしょうか。
「加齢によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」とどう違うの…?
とも、思われたかもしれません。
加齢によるもの忘れ | 認知症によるもの忘れ | |
体験したこと | 一部忘れる 例)朝ご飯のメニュー |
全て忘れている 例)朝ご飯を食べたこと自体 |
もの忘れの自覚 | ある | ない |
日常生活への支障 | ない | ある |
症状の進行 | 極めて徐々にしか 進行しない |
進行する |
上記の表を参考にしてみてください。
朝ご飯に何を食べたか出てこない…
名前が出てこない…
などは、高齢による物忘れです。
朝ご飯を食べたこと自体を忘れてしまう…
これは認知症によるもの忘れです。
ただ、高齢によるもの忘れの時に
「あ~、忘れちゃったわ~」で終わらせず、
ぜひ、何かをヒントに思い出す努力はするようにしておきましょう。
毎日の「脳トレ」にもなりますね。
「もの忘れ」は、そのまま放置しておくと、
その積み重ねが、本格的な認知症に進行することにもなりかねません。
脳のトレーニングは必要です。
脳を「使うこと」で認知症予防や認知症の進行を遅らせる効果は
すくなからずあるといわれています。
その方法を次回お伝えしていきたいと思います。
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(参考資料)
・厚生労働省:認知症施策の総合的な推進について
・政府広報オンライン:知っておきたい認知症の基本
・「もくもくワクワクで認知症を予防する」渡辺正樹氏著
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