健康経営|管理職の悩み ハラスメントが起きにくい職場づくり
2022.02.27
- お知らせ
健康経営|管理職の悩み ハラスメントが起きにくい職場づくり
2022年(令和4年) 4月1日から、職場におけるハラスメント防止対策の義務化が、中小企業も対象になります。
会社はパワハラ防止に力を入れ始め、管理職の皆様にも「パワハワの起きにくい職場を作るんだ」というトップからのメッセージが届いているのではないでしょうか。
しかし、実際のところ、「会社でパワハラの研修を受けたものの、実際に自分の職場でどのようにしたら良いか分からない」と悩む管理職の方が多いのではないでしょうか?
また、人事の方も、「知識を伝えてもハラスメントを防げるとは思えない、でもどうしたらよいのか分からない」という意見をお持ちかもしれません。
ハラスメントが起きにくい職場づくりについて、具体策を一緒に考えて行きましょう。
パワハラ防止法(労働施策総合推進法)
正式名称「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」
施行日 大企業 2020年6月1日 中小企業 2022年4月1日
取り組み内容の紹介
まずは、会社としてのハラスメント対策、どのような取組内容があるのか見てみましょう。
1 トップのメッセージ
2 相談窓口の設置、相談対応
3 社内アンケート(実態把握)
4 社内ルールの決定
5 研修(管理職向け・一般社員向け)
6 社内での周知・啓蒙
7 ハラスメントが起きにくい職場づくり
会社によって、何から始めるか、何をするかはそれぞれです。
緊急性のある取組み、優先順位が高い取組みや着手しやすい取組みなどからはじめていきます。
ハラスメント防止の取り組みとして取り入れやすいのは、「会社や人事が決めて行なうこと」です。
「1.トップのメッセージ」や、「2.相談窓口の設置」などは、会社や人事が決めて行なえばよいので比較的取り組みやすい取り組みといえます。
しかし難しいのは、「5.研修」「7.ハラスメントが起きない職場づくり」です。
管理職の悩み
会社は、ハラスメント対策として、企業はルールを決めたり、相談窓口を設置したりしてハード面を整えていきます。
次に、管理職に向けて「ハラスメントとは何か」「どのような行為がハラスメントに該当するのか」を理解する研修を実施します。
ハラスメント研修を受けた後の管理職の方は、職場にもどり「ハラスメントが起きにくい職場づくり」を始めることになります。
でも、管理職の皆さん、こう思いませんか?
「ハラスメント対策が大切なことは分かった。でもハラスメントが起きにくい職場ってどうやってつくったらよいのだろう?」
何がパワハラなのか、何がセクハラなのかを座学で学んでも、それが起きにくい職場を作ると言うことはとても難しいことですよね。
管理職ができるハラスメントの起きにくい職場の作り方とは
では、管理職ができることはどんなことがあるのでしょうか?
- コミュニケーションの仕方を身に着ける
職場で影響力を持つ管理職は、自らがハラスメントの行為者になる可能性があります。チーム内で部下を指導したりフォローしたりする時にコミュニケーション方法を間違えると、ハラスメントととられてしまうことがあります。コミュニケーションスキルを身につけることで、テクニックとしてハラスメントを予防する方法があります。 - 自分を知る
ハラスメントが起きる背景には、「自分を正しい」と思い「自分と違う人をダメ」と思ってしまう人の心のメカニズムが隠れています。自らの振る舞いを見直すためにも、自分が何を正しいと思っているのか、何を大事だと思っているのかを知るということはとても大切です。また、人はその時置かれた状況によっても気持ちを左右されます。体調が悪い時に楽しい事を考えるのが難しいように、自分が追い詰められた状況にいるとき、人に優しくすることは難しいでしょう。自分の状況を知るということも、管理職のハラスメント防止につながるでしょう。 - 信頼関係を作る
普段から、上司と部下、チームメンバー同士、信頼関係が作られていることも、ハラスメント防止になります。人は、同じ言葉を言われても、誰に言われたかで気持ちが変わります。好きな人から「綺麗ですね」と言われたら「嬉しいな」と思いますが、嫌いな人から「綺麗ですね」と言われたら「気持ち悪い」と感じる・・・というようなことです。
普段から、信頼関係を作っておくことが大切です。そしてその上で・・・
- 指導する
自分だけでなく、部下やチームメンバーにも、ハラスメントについて伝え、指導をしていきましょう。
1人でできること、皆でできること
管理職の方ができる「ハラスメントが起きにくい職場づくり」について考えてきました。
「なるほど」とは思いますが、でもやっぱり、じゃあそれってどうやったらいいの?となりますよね。
でも、そもそも職場づくりとは、管理職が1人で行なう物ではありません。
その職場にいるチームメンバーが全員で取り組んで行く事です。
そのため、今日は、「②の自分を知る」と「③の信頼関係作り」を、チームメンバー同士で一緒に取り組めるワークをご紹介します。
ハラスメント未然防止のための「コミュニケーション体験」
「従業員どうしの良好な関係性を築くコミュニケーション体験」「スクラムワーク」です。
スクラムワークは、信頼関係の構築をサポートするコミュニケーション体験ゲームです。
ゲームを通して、楽しく、自分を知り、相手を知る事ができるプログラムのため、ハラスメントが起きにくい職場作りに最適です。
90分の短いプログラムなので、午前中や、午後の時間を使って、各部署やグループで参加できます。リアルでもオンラインでも実施できるため、在宅中のチームメンバーとも一緒に参加可能です。
「普段から従業員どうし、コミュニケーションをとり、良好な関係性を築くことが有効」なのです。
職場でハラスメントが起きにくい職場を作ってくださいと言われても、従業員も困惑するかもしれませんし、「研修」となると、日々の業務で忙しい社員に嫌がられるケースもあるでしょう。
スクラムワークなら、カードゲームをしながら楽しくコミュニケーションがとれるプログラムのため安心です。また、短い時間でできるため、繰り返し実施が可能です。
信頼関係は、一度で簡単にできるものではなく、時間をかけて木を育てるように作っていくものですから。
パワハラ防止法によって、「発生した場合にどのように対処するか」から「発生する・しないに関わらず、防止する体制づくりをする」ことが義務となります。
この機会に、職場におけるハラスメントの未然防止に取り組んでいきましょう。
▼パワハラ防止法(労働施策総合推進法)詳細はこちらから
施行日 大企業 2020年6月1日 中小企業 2022年4月1日
>健康経営|職場のハラスメント対策が義務化に! 具体策とは?
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