今は、母がまず一人でお題について書く→その後シートを見ながら私が話を掘り下げるという順番でやっています。
一番感じるのは「関わり」のパワフルさです。関わりも2往復までだと「そんなことまで覚えてないわ」とめんどくさがって
思い出そうとしないことが多いのですが、そこでもう少し粘って3往復、4往復と関わると、どんどん思い出し始めます。
その後は「そうそう!」「あ!」とまた違うエピソードを思い出したり、話の枝葉が広がってきます。
日記を書き終えた後でも、どんどん違う話を思い出して話をしてきます。
年齢的に記憶を呼ぶ起こす”エンジン”がかかるのが遅いのですね、きっと。
でもエンジンがかかったら、出てくるスピードや量は若者と遜色ない、いえ量からすると多い(笑)ような気さえします。
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EQ脳トレって?
認知症予防に必要なのは、EQです。EQとは、「心の知能指数」と呼ばれるもの。 知能テストで診断されるIQとは、違うものです。EQが高い人は自分の感情をうまくコントロールできるため、ポジティブな環境を作り出すことができます。一般社会と同じように、認知症でもIQよりEQが大事です。認知症は中核症状より周辺症状の悪化の方が周りに迷惑を及ぼします。一般に認知症の診断や程度というのはIQ的な検査で評価されるので、認知症が進行する病気であるからには、IQが低下していくのは仕方のない結果といえます。これに対して周辺症状はEQを反映しています。EQはIQと比例するわけではなく修復可能で、いくらIQが悪化していっても、EQは、むしろ改善する場合もあります。IQは大人として成長する過程で培われていくわけで、大脳新皮質全体の機能と考えられます。一方、EQは大脳辺縁系と大脳新皮質の一部(リーダー)である前頭葉の機能を主に反映していると考えられます。従って大脳辺縁系と前頭葉の管理が大切というわけです。EQが高ければ「イライラカッカした人」ではなく「にこにこ穏やかな人」でいられるわけで、周りからも大切にされるはずです。 認知症予防にはEQ脳トレが大事というわけです。
「もくもくワクワク」で認知症を予防する
もくもくワクワクとは?
認知症予防の専門医で神経内科医の渡辺医師の提唱する「もくもくワクワク」は、認知症予防のためのEQ脳トレです。 「もくもくワクワク人生日記」は、毎日簡単にできるEQドリル。過去の出来事・物事の良いところに目を向け、記憶し、思い出すという情報処理である「もくもくワクワク」の原理を利用しています。これは、高齢期の感情のコントロールに良い影響を及ぼし、人生を受容する重要な時間となります。 他に、EQドリルを効果的に進めるために注意点と効果の引き出し方を学ぶ講座(対話サポーター養成講座)もあります。もっと深く学びたい方には、回想支援ファシリテーター、終活支援ファシリテーターなど、認知症予防トレーナー資格取得で学ぶことができます。
対話サポーター養成講座で学べます。
もっと楽しく!簡単に!豊かな時間をつくろう!
楽しい出来事を思い出せば楽しい気持ちがわきあがる。 うれしかった思い出を話せば、うれしい気持ちがわきあがる。 感謝したい出来事や、なつかしい思い出を、回想することは心が元気になること。 そんな人生にあった宝物のような素晴らしい時間をドリル形式で書き進めます。 でも、EQドリル「もくもくワクワク人生日記」なら、簡単な質問に答えていくだけで過去の回想がどんどん進みます。
渡辺医師の提唱する「もくもくワクワク」の原理とキャリアトランプ®︎の考え方を応用した質問日記帳(100日分)。過去の出来事や物事の良いところに目を向け、記憶し思い出すという情報処理である「もくもくワクワク」は、脳を活性化するだけでなく、高齢期の感情のコントロールに良い影響を及ぼすと考えられています。これは認知症予防としてだけでなく、EQ(心の知能指数)もアップし豊かな人生として受容する効果的なEQ脳トレ・ドリルなのです。
こんなところで
感想
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40代/女性2021.05.21関わりのパワフルさ
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40代/女性2021.05.21たしかに脳トレ
これまでも思い出をよく話す母でして、私の方も(回想するのが脳に良いと知っていたので)意識して話をしてもらうようにしていました。
ですが、それはどうしても話に偏りがあり、母が気に入っている、よく覚えている話が何度もくり返されていました。
その点、日記はお題(質問)が決まっているので、母自身があらたに「思い出す」作業をしなければならず、それが脳トレになっている気がします。
結果、もちろんこれまで聞いたことのない話も出てきます。
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40代/女性2021.05.20「しあわせな人生だった」
それに母は終わって日記を片付ける時、「これまで幸せな人生やったってことやね〜」と独り言を言います。
しかも、毎回!(私はやってみた感想を聴くとか、何か言うとかしていないのに!)
私自身も毎日どんな話が聞けるのか、楽しみです。
効果
もくもくワクワク人生日記の効果検証は、第22回認知症ケア学会での演題発表しました。
「学ぶ」をゲームでもっと楽しく!
「もくもくワクワク人生日記」を効果的に使う方法は、対話サポーター養成講座で学ぶことができます。対話だけでなく、回想支援、終活支援を学びたい方は、回想支援ファシリテーター資格認定講座・終活支援ファシリテータ資格認定講座で学ぶことができます。(すべてオンライン受講に対応)
もくもくワクワク認知症予防かるた
ゲームが脳によいわけ
医学的にゲームの効用を説明してみると、まずはゲームは芸事(遊び心で行うこと)であり、右脳のトレーニングです。ゲームに熱中し“楽しい”という心境が生じ、大脳辺縁系が元気になります。ゲームを楽しむことは、もくもく訓練です。さらに、「よい成績をあげよう」「うまくなろう」「相手を負かしてやろう」という気持ちが前頭葉を刺激し、ワクワク感をもたらします。また、みんなで楽しく行うことは、連帯感、協調性を育み前頭葉の強化にもつながります。ワクワク訓練といえます。ひとりで行うゲームより、みんなで行うゲームのほうが効果的であることは、言うまでもありません。
敬老の日のプレゼントに最適!
もくもくワクワクが川柳がかるたになりました。 かるたゲームをしながら、楽しくゲーム感覚で、認知症予防のミニ知識が学べます! 小さな子供でも読むことができるようにルビ(ひらがな)がついています。さらに、医学的な視点から認知症に関するミニ知識つき!(読み札裏) ご家族みんなで、デイサービスで、レクリエーションで、様々な場面で、もくもくワクワク認知症予防かるたをお楽しみください。
もくもくワクワクの利点
2.「もくもくワクワク人生日記」の利点は?
認知症が進むといろいろなことを覚えられなくなってきます。海馬(大脳辺縁系)が弱っていくからです。新しい記憶は残せなくなります。脳トレをして、少しでも大脳辺縁系を鍛えなければなりません。しかし苦手な直近の記憶を強化することは苦痛も伴います。大脳辺縁系は記憶以外に情緒を形成する脳です。追い詰められた大脳辺縁系は情緒不安定に陥ることもあります。 それならば、大脳辺縁系が得意の昔の記憶を用いて訓練する方法もあり、それが回想法です。認知症では前頭葉も余裕がなくなり、海馬からの乏しい記憶を寄せ集めて仕分けする司令は困難になります。記憶の行き道が通行止めになっていくのです。 しかし記憶の帰り道はまだ通行可能です。直近の記憶はダメでも、昔の記憶は残っているからです。側頭葉にしまってある豊富な材料のうちの一つが前頭葉に届けば、前頭葉も元気になります。その昔の記憶を弱った海馬にプレゼントするのです。昔自分が整理した思い出の品が帰って来たのですから、海馬も元気になり「もくもく」が戻ります。前頭葉も久しぶりに司令塔の役目を果たし「ワクワク」してきます。回想は記憶の帰り道を整える作業です。そうすれば、行き道も整うはずです。道路整備は毎日続けてこそ効果が高まります。「もくもくワクワク人生日記」は、記憶の道路整備を毎日可能にしてくれるのです。
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